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2023年3月25日 性教育のススメvol.2 DAY1

Day1では、まず日本の性教育の歴史と現状についてお話ししました。今年度から「生命の安全教育」というものが始まるので、それについても話すことができたのは良かったです。その上で、そもそも包括的性教育とは何か、そして現在他国で行われている性教育についてもお話ししました。


そして、ジェンダーとは何かについてもお話ししました。特に、日本は経済(賃金や管理職等)や政治(国会議員や閣僚の男女比)健康(健康寿命の男女比等)において、まだまだジェンダー格差があることや、学校内において意図しないままジェンダー観について教えられてしまう「隠れたカリキュラム」について話しました。隠れたカリキュラムとは、例えば校長の男女比や部活のマネージャーを女子生徒が務めがちがという点です。


最後にSOGIについてお話ししました。Sexual Orientation(性的指向)やGender Identity(性自認)は誰もが持っていたり、持っていなかったりするものであり、そして誰かのSOGIを許可なしに第三者に漏らしてしまう「アウティング」は絶対に許されないとお話ししました。学校内でどのように意識を共有していくのかは、今後も考えていくべき課題だと思います。


私たちのお話の後のアクティビティでは「男らしさ」や「同性の人を好きになる」ことをテーマとした漫画の吹き出しの中に、セリフを考えて入れてみるというものを行いました。例えば後者では「その人のどんなところが好きなの?」と聞いてみるなど、参加者の皆様がそれぞれ多様なアイディアを出し、大いに盛り上がりました。


初日から、参加者の皆様の積極的な参加のおかげで、とても楽しい2時間になりました。vol.1と比べてもとても多くの人に足を運んでいただいたので、正直緊張も大きかったです。しかし、無事にやり切ることができて何よりほっとしました。


性教育のススメに関わった全ての皆様に、改めて感謝を。

これからも充実した性教育の普及の為に、私たち東北大学AROWは歩んでいきます。

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