東北大学生の生活実態調査の実施
私たちAROWは、以下の4つのアンケートを通して東北大学の性をとりまくハラスメントや環境の実態を調査することによって、不可視化されている現状を把握し、2030年に向けて「ダイバーシティ&インクルージョンを尊重する「共同参画」体制の構築」を掲げている東北大学に対して、安心して学問や大学生活、課外活動に打ち込める環境や仕組みづくりを求めていきます。
第1弾「多様な性(性自認・性的指向)をとりまく現状に関するアンケート」(2021年8月14日〜9月10日実施)
第2弾「セクシュアル・ハラスメントに関するアンケート」(2021年9月20日〜10月17日実施)
第3弾「デートDV・性的な被害に関するアンケート」
第4弾「東北大学教員によるハラスメントに関するアンケート」
【お知らせ】
6月20日に開催される「東北大学ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DEI) 推進宣言記念シンポジウム」に東北大学生活環境実態調査を行うprojectチームが登壇します!
「多様な性に関する学生視点での東北大学」という題目で、昨年東北大学生を対象に実施した「多様な性(性自認・性的指向)をとりまく現状に関するアンケート」の調査報告とパネルディスカッションを行う予定です。
下記リンクからイベントの詳細をご覧いただけます。
http://tumug.tohoku.ac.jp/blog/2022/05/19/22421/
2022.6.19 調査報告書を公開しました!
「多様な性(性自認・性的指向)をとりまく現状に関する調査報告書」および「セクシュアルハラスメントに関する調査報告書」を公開しました。ぜひご覧ください。
「多様な性(性自認・性的指向)をとりまく現状に関する調査報告書」
「セクシュアル・ハラスメントに関する調査報告書」
※調査結果の記述回答などにおいて、差別的な表現やショッキングな体験にも言及されています。
実態を明らかにすることが目的のため個人が特定される情報は伏せた上で、回答内容をそのままの形で記載しています。自分の心身の体調と相談しながら読んでください。
アンケートにご協力いただいた皆さん、ありがとうございました!
包括的性教育の推進
AROWはこれまで、大学生を主なターゲットとしたオンラインでのイベントを多く行なってきました。しかし、「日本に充実した性教育を定着させる」ためにはより若い世代へのアプローチも不可欠と考え、小中高生向け性教育セクターは始動しました。
イベントの開催、出張授業、さまざまな形での先生方のサポート、オンライン上での情報提供等、学生の私たちにできることを探している中で、2021年10月にはご縁のあった中学校で出張オンライン授業をさせていただきました。
また、2022年9月と2023年3月には、将来教員を目指す大学生や、将来子どもたちに関わりたい人に向けて、子どもたちに伝えてほしい包括的性教育について話す「性教育のススメ」を行いました。
これからも日本の性教育を充実させるために、ご協力できそうなことがありましたら是非ご連絡ください!
その他の活動
読書会
夏休みなどの長期休暇中に、さらに深く理論的にジェンダー学やセクシュアリティ、クィア論について学びたいという有志のメンバーで読書会を行います。これまでに扱った本は、『はじめてのジェンダー論』『99%のためのフェミニズム宣言』などです。
大学祭出展
2021年度東北大学祭に「アートな社会問題」というテーマで出展しました。
性の多様性を知ってもらうためのアート作品や学校生活におけるモヤモヤを表現した展示のほか、参加者と意見交流できる参加型展示を用意しました。たくさんの人と性について語り合ったり、AROWについて知ってもらったりすることができ、とても良い機会となりました。また、企業から協賛品としてグッズをいただき、グッズ配布も行いました。