Twitterのスペースで6月20日に開催された「東北大学ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DEI)推進宣言シンポジウム」の振り返りを行いました。
DEI推進宣言は、2022年4月に、男女共同参画の更なる推進と、多様性、公正性、包摂性を理念として発出されました。本シンポジウムは、「多様性と公正性を包摂する大学を目指して」というテーマで、東北大学の先生方のみならず、国内外の大学の総長・学長・教授等の講演も行われました。その中で、「学生から見たDEI『多様な性に関する学生視点での東北大学』」というタイトルで、AROWのprojectメンバーが調査報告および質疑応答、パネルディスカッションを行いました。
まず、「自分たちの伝えたかったことは参加者に伝わったか」というところから話が始まりました。シンポジウムでの発表時間は短かったため、発表できたことは調査から得られたことのほんの一部でしたが、シンポジウムに参加したことで調査やAROWの存在を知ってもらえうことのできた良いきっかけだったという肯定的な意見が上がりました。
一方で、「今回のイベントは学生に対する告知は消極的で、外向きのアピールが強かった」「シンポジウムでAROWが問題点として掲げた『支援や機関が知られていない』にもつながるところがあるのでは」というような大学の学生への周知の仕方について疑問視する話題にもなりました。
また、DEI推進宣言では、「性別、ジェンダー、性自認・性的指向、年齢、障がい、民族、国籍、宗教、信条など」について触れているが、シンポジウムで扱われたのは主に「男女参画」と「多様な性(性自認・性的指向)」についてのみであったことに関しても議論が及びました。
調査分析とシンポジウムという大仕事がひと段落ついた中、シンポジウムについて俯瞰的に振り返ることができて良い時間になりました。
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